シート
PoC実施概要
下記4つの検証を行い、サービス実現可能性を検証。同時に部門目標「離設による無事故達成」を実証する。
1. 認知症患者の離設を検知できること →介護施設から離れたことを検知し、職員へアラートを発報する。
2. 認知症患者の居場所を追跡できること →近隣の居場所(アプリ)を、職員が即時にスマホで追跡できる。
3. パトランプの点灯、および、本社通知ができること
4. 認知症患者がタグを装着して頂けること
ケアパートナー馬橋(最寄り駅 JR馬橋駅 ※常磐線快速は停車しません)
千葉県松戸市西馬橋 2-26-4
10:00 馬橋駅集合
|(徒歩20分)
10:20 ケアパートナー馬橋集合
10:30-12:00 会場で受信機の設定など開発担当は環境構築 当日の準備・説明等
12:00-13:00 離接検知の検証実施
13:00-14:00 休憩
14:00-15:30 屋外でのすれ違い追跡想定実験の検証
16:00 撤収
4.PoC評価項目について
タグ端末
受信機
下記館内図の配置にそって全ての受信機を設置。受信機はスムーズに動作し、すべての端末をもれなく検知できた。最も離れた場所であるD.Eの場所もどちらも検知できた。
【設置場所】
■指摘事項
USB型受信機をコンセントに指した場合、壁からかなり出っ張って直角になってしまう形になり車椅子や足が引っかかってしまうリスクが指摘された。L字型のACアダプタなどを活用し、壁に沿った設置をするなど引っかかりづらくすうような工夫を行う必要がある。
離接時の通知には下記3つの方法で行った。実際に通知の評価についてヒアリングを行った。
1.パトライトの評価 ◯
→インターフェイスとして優秀だが、何回か誤作動などで光ると職員が慣れてしまって消されてしまう可能性がある。
2.電話の評価 ◎
→会議や現場にでているときも気付くことができるのでとても優秀 電話の対象 センター長の携帯電話、固定電話など通知対象を多岐に設定できるのも良い評価であった。
3.メールの評価 △ →センター長がPCを見ていない可能性があり、気付けないことがある。
参考)
チャットの評価 △
→職員で共通のチャットツールがない、センター長の一部の役職の方のみチャットツールが入っている可能性など
実際に入居者が離接した状況を踏まえ、捜索を行い被験者を確保できるかの検証を行った。
■1回目 調査 確保成功 【歩いて交差点で立ち止まる】【1分間隔で探知、1分未検知で通知】 被験者 大山さん・塚越さん
11:36 M3のタグを持って離れる 交差点で1分ほど待機
11:38 およそ2分後に通知パトライトと電話が鳴る
■2回目調査 確保成功 【歩き続ける】【1分間隔で探知、1分未検知で通知】
11:40 スタート
11:42 通知がなる 通知がなった時の場所は上部
■3回目調査 確保成功 【捜査検証】【1分間隔で探知、1分未検知で通知】被験者大山さん
実際のシチュエーションを想定し、鳴ったあとに探すという検証を実施
被験者にランダムなタイミングで離接をしていただき、通知をもとに4人のメンバーが捜索を開始
12:04 検証スタート
12:08 実際の離接時間
12:10 通知発生時間
12:13 被験者を発見 確保成功
管理コンソール上の画面
実際にいた場所
4回目調査 確保成功 被験者 宇津木さん
通知がなってから一旦施設内を確認する想定で3分後に捜索開始
13:32 検証スタート 13:32 実際の離接時間 13:36 通知発生時間 13:39 捜索開始 13:41 被験者を発見 確保成功
管理コンソール上の画面
振り返りと今後の課題について
長期の期間をもって検知の検証ができないか →設置を行っているUSB型受信機の個数がMAMORIO社開発サンプルの持ち出しで設置には足りないため運用方法を再検証
USB型受信機の数が、他施設展開用のものが足りない →追加で予算を確保できないか検証いただく
検知間隔をどうするか? →30秒間隔で仮確定
グループホームでのニーズ →抜け出すのはかなり想定しづらい、むしろ職員の位置履歴を検証したい。
今後のスケジュールについて